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世界遺産ニュース
多くの人に知ってもらい、
次世代に引き継ぐ


世界遺産の保全・活用への取り組み
わたしたちは、世界遺産となった「紀伊山地の霊場と参詣道」を、人類のかけがえのない財産として良好な形で未来につなげていかなければなりません。また、多くの人に知ってもらうとともに、訪れる人を受け入れる態勢づくりも必要となっています。
県では、「世界遺産の保全・活用プラン」を策定し、より魅力ある地域づくりに取り組んでいます。

問い合わせ 県庁地域振興課 電話073-441-2374


制度・施策による保全
各資産の現状を維持し、周辺での大規模な開発の抑制や、市町村とともに町並みや森林景観の保全などを行っています。
◆資産や周辺環境を法律や条例に基づき、修理・整備
◆電線の地中化や、建築物等の街並み環境の整備
◆広葉樹植栽による修景整備や間伐による森林環境整備
◆廃棄物不法投棄監視パトロールの重点的な実施
◆モニター制度による河川管理
◆地すべり対策の実施


住民や来訪者による保全
お互いが世界遺産の共通認識を持つことで保全を進めています。
◆訪れる人に守ってもらうルールを作成し、PR
◆参詣道の草刈りや古道のパトロール
◆高校生を対象に現地学習ガイド
 「高野・熊野ワールドヘリテージレンジャー」を育成
◆公共交通機関を利用する高野山パークアンドライドの実証実験
◆「企業の森」づくりへの取り組み



高野山町石道


那智原始林


森林環境保全を行う企業関係者

本宮町古道パトロール

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注目度のアップ
多くの人に理解してもらい、文化の交流や保存につなげます。国内外へのPRや誘客、各種イベントの実施、高野・熊野ブランドの情報発信などに取り組んでいます。
◆リーフレットやパンフレットの作成・配布
◆アジア・欧米に向けた誘客
旅行行程に組み入れてもらうため海外の旅行会社を積極的に誘致
◆大型観光キャンペーンの実施
JRグループと共同で、全国的な宣伝活動とあわせイベントを行い旅行客の誘致を図るもので、本年10月から12月に実施
◆地域資源を活用した新たな世界遺産関連産品の開発支援
◆高野・熊野ゆかりの農産物の振興
◆次代を担う青少年にその魅力を伝えるイベントを実施


来訪者の受け入れ態勢の整備
来訪者を増やし、迷わずに訪れることができ、安全で快適に過ごせる態勢の整備・充実を図っています。
◆情報を的確に提供できるインフォーメーション機能の充実
◆標識や案内板、トイレ、休憩施設等の整備・充実や、ドライブ周遊ルートの作成
◆観光ガイドを行う語り部の人材養成
◆緊急連絡態勢の確保
◆市町村による保全・活用への取り組みを支援


海外の雑誌記者を招いてのPR


車輌内全面にPR広告を行った
アドトレイン
長浜〜三ノ宮間等の新快速で7月に実施


高野山で行われた記念イベント
和歌山・奈良・三重3県共通の道路標識 景観に配慮したトイレ(高野町)

※こうした取り組みは国の「地域再生計画」としても認定されています。
※今年度、すでに実施済のものもあります。

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語り部が高野・熊野の魅力をさらにPR!
現地に詳しい「語り部」の案内によって参詣道の歴史や自然に触れて歩くことで、より満足がいく旅となります。そのため、県では、不足しつつある語り部の新規養成を行う講習会を開始しました。受講者は、研修後に先輩が活動する語り部組織等に参加していく予定です。





「熊野古道」及び「高野山町石道」のル
ートで計127人が受講中。本年度の受講
募集はすでに終了。

一番の思い出は旅先で受けた親切
旅先での親切や人情は忘れられない思い出になります。宿泊施設や観光施設、バス・タクシー等でのサービスはもちろんですが、わたしたち一人ひとりのもてなしがなんと言っても旅の印象となります。「こんにちは」「何かお困りですか」と気軽に一言、声をかけてください。

伏拝王子前の休憩所でもてなしを実践
伏拝婦人会おもてなしグループの皆さん
「地域おこしにつながればと、メンバー十数人が交代で休日におもてなししています。古道の話をしたり、お茶を出したり、「お気をつけて」などの声かけをしているんです。訪れる人にはゆっくりとこの地域を見てもらって素晴らしさを実感してほしいですね」



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