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人権連載 夏の子どもをまもる運動 みんな そろってすこやかに 子どもの人権 児童虐待・いじめ、不登校、校内暴力、学級崩壊、さらには少年非行の問題や、特に最近では出会い系サイトやテレホンクラブに絡む性的被害など、私たちのまわりには、子どもの人権に関わる様々な問題がおこっています。 たとえ子どもであっても、独立した人格を持つ権利の主体であり、一人の人間として大人と同じ人権を持っています。ただ、子どもは心も身体も発達の過程にあるため、大人以上に人権が侵害されやすくなっているのが実態です。そのため、子どもにとっては、教育を受ける権利、あらゆる搾取や虐待などから保護される権利や発達できる環境の確保などが保障されなければなりません。 夏の子どもをまもる運動 夏休みは、様々な体験を通して、自主性や社会性を培い、健やかな心を育てることができる貴重な機会です。 反面、学校生活から離れ、解放感から非行に走ったり、犯罪に巻き込まれたり、また、予期せ水の事故や交通事故の犠牲にもなりやすい時期です。 昨年、夏(7〜8月)の県内での子どもの ●水の事故は、3件4人で、うち1人が意識不明の重体 ●交通事故では、354件で、死者1人、負傷者343人 となっています。 ●万引き、喫煙、暴走行為、シンナー等で警察に検挙・補導された少年・少女は、4,007人(前年同期に比べ約1.5倍の1,276人増加)にのぼりました。 県では、このような事故を防止するとともに、非行の芽を摘み取り、すべての子どもたちが、明るく、正しく、たくましく育つことを願って、7月・8月に「夏の子どもをまもる運動」を展開しています。 まず、家庭はもちろん、地域社会において、子どもや大人がお互いにあいさつを交わし合うことから始め、顔の見える人間関係、名前を呼びあえるような関係をつくることが大切です。 「ふれあい地域の声かけ運動」を各家庭・学校から地域社会へ、そして県内全域へ広げていきましょう。 〜大人も子どももつながろう。あいさつすることから始めよう。〜 問い合わせ 県庁青少年課 |
心なごむフォトコンテスト2003 準特選「ふれ愛」中村幸雄さん(和歌山市) |
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