県民の友ホームページ12月号
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人権連載

平成15年度
人権の詩(こころのうた)
知事賞(最優秀賞)受賞作品

「ふれあい人権フェスタ2003」での表彰式に出席した上田誠人さん(左)と松本紳吾さん(右)



小学生以下の部
松本紳吾さん(上富田町)
ぼくの心
びょう気でこまっている子どもがいた。
おもいびょう気が、その子をいじめた。
ぼくは、たすけたいとおもって、ぼくのおこづかいをとどけた。
その子は太ようの下で一どもぼくみたいにあそんだことがないんだって。
外こくでしゅじゅつをするために、ひこうきにのった。
でも、びょう気がその子のいのちをうばった。
ぼくは、心の中でくやしかった。
そのあと、その子のおとうさんからとどいた手紙を
ぼくはたからばこにいれた。

中学生の部
阿波 望さん(上富田町)
産まれてきたから
妹が産まれたとき
私はうれしかった
妹が産まれたとき
みんながうれしかった
妹が産まれたとき
命が
どれだけ人を幸せにするか分かった
妹が産まれてきたから
命の大切さに気づいた

一般の部
上田誠人さん(和歌山市)
じいちゃん、やめてくれ
じいちゃんのおむつをかえた
じいちゃんが俺に手を合わせて
涙をこぼして
「ありがとう」って言った
やめてくれ、じいちゃん!
赤ん坊のころの俺のおむつ
じいちゃんがかえてくれたのに
俺、その時も
今日までたったの一度だって
じいちゃんに
「ありがとう」言ってないのに
やめてくれよ、じいちゃん
笑って俺に恩返しさせてくれよ

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