つぼ湯と呼ばれる面白い形の小さな湯船は、1日に7度も色が変わる珍しい湯で、この湯で小栗判官は蘇生したと伝えられてます。
足利時代。毒酒を盛られ殺された小栗判官は、閻魔大王によってこの世に戻され、人々に助けられながら熊野の地へ向かう。途中から遊女の助けを得て、湯の峰にたどり着いた小栗判官は、湯につかり一命をとりとめました。この遊女こそ、小栗判官とわかれ、流浪の身となっていた妻の照手姫だったという切なくも温かな物語です。
近くには病の癒えた小栗判官が力を試したという力石や、照手姫ゆかりの車塚などがあります。
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