大峯奥駆道は、役行者によって開かれた山岳宗教、修験道の修行の道でした。 信徒の山伏たちが「懺悔懺悔、六根清浄」の掛け念仏を唱えながら、吉野から熊野の地へ修行として歩きました。
標高1500mから1900mの峰々を、約170kmを歩くこと。途中に設けられた「靡」で水垢離や祈りを捧げる修行、山上ヶ岳の捨て身行などを行う本格的な修行の道として開かれていきました。
「靡」は、12世紀には「宿」と呼ばれる道中の行場で、約120カ所が設けられていましたが、17世紀以降に七十五カ所の「靡」に整理されました。
中でも、冬ごもり行の洞窟として知られた「笙の窟」や、役行者が修行した地と伝えられている「弥山」、山伏の集落であった「前鬼」は特に重要な場所とされました。
山々を巡り、自然を神仏の顕現であるとする信仰の道は起伏に富み、紀伊山地の代表的な常緑針葉樹のシラビソの自然林が生い茂るすばらしい登山コースでもあります.
「靡」は、12世紀には「宿」と呼ばれる道中の行場で、約120カ所が設けられていましたが、17世紀以降に七十五カ所の「靡」に整理されました。
山々を巡り、自然を神仏の顕現であるとする信仰の道は起伏に富み、紀伊山地の代表的な常緑針葉樹のシラビソの自然林が生い茂るすばらしい登山コースでもあります.
