熊野速玉大社がある新宮市の神倉山には、ゴトビキ岩と呼ばれる巨石がご神体の神倉神社があります。このゴトビキ岩は、自然の精妙な働きに古来の人々が驚きと感謝や恐れなどを抱き、霊的な神々の宿るところとしてきた熊野の巨石信仰の姿があります。
浜王子の社殿の背後には木立が多く、神社らしい景観を残しています。古来より海神を祀る神社であったと思われています。またここには神武天皇東征の時、熊野の海に入り、常世の国に旅立ったという神武天皇の二人の兄も祀られています。
浜王子からわずかな距離に広々と広がる王子ヶ浜があり、眼前に熊野灘が広がっています。
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